2008年06月29日

シンクライアントの普及

シンクライアント。
今でこそ、この言葉は一般的になったようです。
Google Trendsによると、2004年くらいから増え始めています。

脚光を浴びるようになったのは、2005年頃です。
Blasterワームなどで、ネットワークに接続しただけでウィルスに感染する事例が頻発した頃ですね。
この頃、盛り上がったのが「検疫ネットワーク」という概念です。
(これは、VLANやDHCP等を使って、接続するPCを一度隔離ネットワークへ移し、
安全が確認できれば正規のLAN内に接続させる方法です。)
ただ、これはシンクライアントとは対照的に、最近あまり聞かなくなりました。

検疫ネットワークの後、トレンドはネットワークで制御するよりも端末側を制御する方向へシフトし、
エンドポイント(PCやPDAなどの端末の総称)セキュリティと言われるようになりました。
そして、エンドポイントコントロールなどと呼ばれているものは、これらの合わせ技で、
端末側のアプリと検疫ネットワークで接続を許可したり、云々というところです。


このようにトレンドで紆余曲折ありましたが、
結局、安全なLAN環境を構築するための最終的なソリューションとして、
最近はシンクライアントが選択されています。
これが冒頭のように「メジャー」扱いされるようになった理由でしょう。

以前はX端末やダム端末というように、ハードウェアのコストを抑える目的でしたが、
今では主にセキュリティのために導入されています。

また、最近では「仮想化」との融合(といいますか、マーケティング的な気がしますが)により、
シンクライアントを評して「アプリケーションの仮想化」などと表現するようです。

ハードの処理能力やネットワークの帯域などがリッチになったおかげで、
パラダイムシフト的なソリューションが増えています。
流行の「仮想化」はその最たるものですね。

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2008年06月20日

リリース続々

iPhone 3Gが気になる今日この頃。

大物ソフトウェアとも言えるFirefoxとWineの新バージョンがそれぞれリリースされました。
Firefox3.0の新機能については、正直目新しいものはありませんが、
高速化されたとの事ですので動作速度に不満があった人は使ってみるとよいでしょう。
ただし、例によってアドオンソフトウェアが3.0に対応していないものも多いため、
広まるまでもう少々時間がかかるかもしれません。
# ちなみに、GTK+ 2.10以上が必要です。

Wineについては、仮想化が流行っている昨今、VMWare、Virtual PCなどの「仮想環境」が
主流になってきていますが、ネイティブで動作するのはやはり便利です。
わざわざ仮想化ソフトを動作させる必要もなくなれば、起動も実行も早くなります。


ある意味、FirefoxもWineも「高速実行」を主眼に考えられているとみなしてもよいでしょう。
ムーアの法則が崩れるかもしれないとも言われていますが、CPUの処理速度はどんどん向上して
いっていることもある中で、より高速なアプリが実行できる、というのは贅沢な時代になったものです。

関係者の努力に感謝。


Firefox
http://mozilla.jp/firefox/

Wine
http://www.winehq.org/

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2008年06月03日

グループウェアの進化

グループウェアと言えば、大企業であればNotesExchange Serverのような
クライアント・サーバ型(いわゆるクラサバ型)のプロダクトが使われることが多いですが、
どちらの製品もWeb Accessなプロダクトを出していることから判るようにWeb化の波には逆らえず、
今ではレガシーシステムとして扱われることも多いようです。

中小規模の企業では、導入のしやすさからWebベースのグループウェアが多いようです。
サイボウズ Officeやdesknet'sなどが有名ですが、数年前から
いわゆるLAMP(Linux/Apache/MySQL/PHP)で作られたオープンソースプロダクトも増えています。

世の流れはASP(SaaS)化にあり、プロダクト自体は無料、ただし場所代として月額いくら、
というようなビジネスモデルがオープンソースとマッチしていることが理由でしょう。

オープンソース化の波はそれだけに留まらず、近頃はグループウェアだけでなく、
業務向けの定番とでも言える、ERP、CRMなどもオープンソースプロダクトが増えています。
その企業の業務向けにカスタマイズすることの多い、これらのプロダクト、
そういう意味では、オープンソースとは相性がいいのかもしれません。

各国の商習慣という障壁があって、プロプライエタリ(商用製品)にとってはある意味聖域だった
この辺りのプロダクト、今後どうなるか目が離せないところです。

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