2008年01月31日

HTML5に見る、Web文化

インターネット上のドキュメントといえばHTMLですが、HTMLにも色々あります。
HTML4、HTML4.01、XHTML1.0、XHTML1.1…それぞれに「厳密」な記述、「ルース」な記述など、
正しい構文で書かれたドキュメントだけでもこれだけあり、構文的に間違ったHTMLも大量にあります。

こういった状態は、文書を見る側にとっても、提供する側にとっても好ましいことではありません。
例えば、検索エンジンにとっては「正しいHTML」こそが求められるものです。「正しくないHTML」はうまく扱えないケースもあります。また、HTMLを含め不完全であるがために複数のプラットフォームで利用できないサービスなどもあります。

そんな中で、1月22日、Webの標準化団体W3CHTML5のワーキングドラフトを公開しました。

W3Cにおけるワーキングドラフトとは、標準化にいたるプロセスの中でのいわば「叩き台」の段階のことで、詳細な技術仕様が公開される最初の段階です。HTML5は、HTML4.01の後継にあたるわけですが、HTML4.01が勧告(最終段階)となったのが1999年ですので、ほぼ10年ぶりの上位互換技術の公開ということになります。その10年の間に実際は、XMLとHTMLの合の子であるXHTML1.0/1.1を勧告としており、旧来からの「表示」だけのためのHTMLのタグに「意味付け」を行っていこうという目論見がありました。
しかし、XHTMLは全面移行するには複雑過ぎ、結果、
未だインターネット上では前述のような混沌とした状態になっています。

そこでHTML5は、旧来のHTML文書の互換性を確保しつつ、
新たに表現力豊かな機能(ブラウザでの実装にも依りますが)を追加し、
現状の混沌としたWebをなんとかしようとしているようです。

実はHTML5は当初、複数のブラウザベンダから成る業界団体WHATWGによって考案されたもので、
理論上どうこうというよりもむしろ現状と実際を見た仕様となっており、普及に関しては期待が持てます。

各ブラウザでのサポートはこれからになりますが、今後WebがHTML5に収束する可能性はありそうです。

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2008年01月15日

広がるオープンソースな世界(GPLなゲーム)

日本国内でもよく知られているゲームの一つである、シムシティ。
その初期バージョンがオープンソースとしてGPLv3で公開されたそうです。

元々公開された経緯は作者(移植版)のブログ [www.donhopkins.com]にありますが、
OLPCプロジェクト向けのSimCityとしてリリースするために公開されたようです。
(OLPCのシステム要件に、オープンソースまたはフリーソフトウェアを使うこととあるため)

公開されたシムシティは、権利関係から「SimCity」を名乗ることはできませんが、
「Micropolis」という名前で公開されました。
http://www.donhopkins.com/home/micropolis/

# ちなみに、現時点ではビルドするにはパッチが必要なようです。
http://patmcnally.com/blog/?p=3


GPLなゲームと言えば、すぐに思い付くのがDOOM
FPS(First Person Shooting、ユーザ視点で銃を撃って敵を倒す)ゲームの元祖といえるもので、
同ジャンルのQuakeというゲームもGPLで公開されています。
これらの先例があるためプロプライエタリ(商用)だったゲームがGPLでリリースされたこと自体は特に目新しい事ではありませんが、マニア向け(日本国内では)なDOOMよりも一般に知られているシムシティが、ということでインパクトはあるでしょう。


国内タイトルでオープンソースなゲームが出る日はいつになるのでしょうか。
私はそんなに遠い日ではないと思っています。

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2008年01月11日

2008年の期待

新年最初のエントリです。
あけましておめでとうございます。

私の今年の正月は、インフルエンザ(?)で完全なる寝正月でしたが、
皆様、いかがでしたでしょうか?


2008年は、どういうテクノロジーがブレイクするのでしょう。

1月初旬の恒例といえば、CES(Consumer Electronics Show)です。
その名のとおり、コンシューマ製品の展示会ですが、毎年なかなか面白いものが出展されます。
詳細はすでに各メディアが伝えているので、ここで詳しくは書きませんが、
youtubeテレビ
とか、無線LAN搭載デジカメなどが発表されています。
家電製品は、そのライフサイクルは比較的長いためすぐに一般的に普及するものではないでしょうが、
近年の傾向から考えるに、2008年はインターネット対応家電の種類が増えるかもしれません。

ただ、ハードウェアを面白くするのはソフトウェア・サービスです。
ここ数年は動画系サイトがインターネットを面白くしましたが、今は飽和気味です。ブログも、SNSも。


今年は、新しいサービスが必要とされてチャンスがある時期です。
願わくば、そんな新しい、面白い、ソフトウェア・サービスに私自身、係われればと思います。

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