2007年11月21日
近頃、ブログ界隈の元気が無くなったと嘆く声がちらほらと聞こえてきます。
# まぁ、一時のブームがある意味で異常だったと考えるのが普通かと思いますが…
日本では最初からただの「便利な日記システム」ですが、本来の意味から考えると
(1)ブログサイトにはテーマがあり、(2)そのテーマに沿ってまとめたテキストを、
(3)時系列で並べて読みや易くし、(4)時間経過における変化を逐次知ることができる
システムだったわけです。
ですが、今や
(1)では、テーマは存在せず、
(2)では、一行コメントエントリやリンクだけのテキスト、
(3)では、複数のサイト(サービス)を使っているためその間の整合性は取れず、
(4)では、エントリ間の時間経過による変化を見る意味はほぼ無い
(連続したエントリ同士の意味的なつながりがない)
システムに変化しています。
del.icio.usなどのソーシャルブックマーク、Twitterなどのマイクロブログが
まさしく変化後の典型です。
ブログ界隈の元気がなくなった、というのは、
今までブログに集まっていた人達がその周辺サービスに発散したために、そう感じるのでしょう。
小さなコンテンツと小さなメタデータ、
これが沢山つながることで起こりうる次のサービス。
セマンティックWebにどんどん近付いていると感じます。
2ちゃんねるなどは、昔から長文コメントは敬遠され、
簡潔な(時に意味不明な)一行コメントが良しとされてきました。
ソーシャルブックマークやマイクロブログは世界的な流れですが、
こういった一行文化(?)がある日本でこそ、
次のサービスが生まれ発展する可能性が高いと私は思います。
"ブログはどこへゆくのか"の詳細へ»
ちょっと話題に遅れた感がありますが、
前回のエントリもありますので、フォローの意味も含めて書いておきます。
Googleが公開したオープンソースのハンドヘルド開発環境Android。
SDKが公開されています。仕様はほぼ予想通りですが、
意外と「実機無しで開発できる」というのは(オープンソースとしては)初かもしれません。
今までのオープンソースの環境ではエミュレートしたとしてもVM上で動かす、
もしくはクロスコンパイラでコンパイルした後に実機に転送する、というケースで開発されていました。
携帯電話開発の現場では、実機を使わずにGUIの開発キット上でエミュレートして開発、
そして(ある程度の)テストをするのは当り前なのですが、
その当り前、がオープンになってどうなるか、が今後注目していくべきところでしょう。
"ハンドヘルドのオープンソース環境(その後)"の詳細へ»
2007年11月06日
5日、Googleが携帯電話向けのオープンなソフトウェアプラットフォームを発表しました。
ベールを脱いだグーグルの携帯電話プラットフォーム「Android」
http://it.nikkei.co.jp/mobile/news/index.aspx?n=RS2036036906112007
まだ内部仕様といいますか、技術的な面は公開されていないようですが、
恐らくはLinuxベースになるのではと予想しています。
(ハードウェアは、上記の記事によるとARMだそうです)
ARMでLinuxといえば、個人的にはシャープのZaurusを思い出します。
実は、Zaurusもオープンなプラットフォームをベースに作られていました。
今はハードの供給の面からも下火になっていますが、OpenZaurus、Opieなど
既にコミュニティベースのオープンな開発プラットフォームは存在しています。
これらは元を辿れば、もう何年も前の話ですがQtツールキットの開発元であるTrolltechという
ノルウェイの会社が公開したQtopiaという開発環境が発端です。
Qtと言えば、デスクトップ環境のKDEが有名ですが、今はどちらかと言えば、
デスクトップ環境ではGTK+ライブラリを使用しているGNOMEベースが優勢で、
Qtを使ってということは正直あまり聞かなくなっている気がします。
http://ja.wikipedia.org/wiki/Qt
http://ja.wikipedia.org/wiki/GTK
今回のGoogleの発表から想像するに、ARMで動くLinuxベースで
開発環境はひょっとするとPython…かもしれません。
(GoogleはPython好き、といいますか、Pythonアライアンスに加盟しています)
Gtk+の環境では、PyGTKなるものも存在するので、
ひょっとすると…。
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