2007年10月25日

修正されない、Webの脆弱性…

IPAによると、ウェブサイトの脆弱性で300日以上も対策が完了していないものが
50件にも達しているそうです。

ソフトウエア等の脆弱性関連情報に関する届出状況 [2007年第3四半期(7月〜9月)]
http://www.ipa.go.jp/security/vuln/report/vuln2007q3.html

関連:300日以上脆弱性が修正されないWebアプリが累計50件、IPA
http://www.atmarkit.co.jp/news/200710/22/ipa.html

リンク先のグラフを見ると、やはり多いのが「クロスサイトスクリプティング」。
次いで「SQLインジェクション」。
これらは簡単に直せそうで直せなかったりするあたり、嫌な脆弱性です。
どこも対応に苦慮している、というところでしょう。


また、届け出件数合計152件のうち、103件がWebアプリケーションに関するものだった
ということです。この要因は幾つか考えられます。

要因1. 多くのシステムがWeb化しているため
要因2. 単純に攻撃対象がWebアプリケーションにシフトしているため
要因3. Webの脆弱性は比較的発見しやすいものが多いため

ただし、要因3は「クロスサイトスクリプティング」や「SQLインジェクション」などに限った話です。
これらはゴキブリの如く撲滅するのは大変ですが、見付けるのは簡単です。
何故なら現象が目に見えるからです。多くはパラメータなどにコードを入れてみると発現します。

一方で、矛盾する話ではありますが、Webの脆弱性であっても発見しにくいものは多く存在します。
「レスポンススプリッティング(response splitting)」、
「リクエストスマグリング(request smuggling)」、
「クロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)」…など、聞いたことはありますか?

上記の脆弱性のように複数のサイトに跨るものや、キャッシュサーバなどを悪用するものは
実際にはレアケースではありますが、現象からは発見しにくいものです。

こういう小難しい脆弱性もありますので、
修正が長期化する前に、専門家に任せましょう。
彼らはよくあるポイント(コツ)を知っていますので、必ずや発見、
適切な解決のためのアドバイスをしてくれるはずです。

適材適所。開発者がテストを兼ねてはいけないという事と同じで、
セキュリティについても開発者がチェックを兼ねてはいけません。

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